着物の種類別の買取相場

琉球絣の着物買取の相場はいくらくらい?高く買い取ってもらえるコツはある?

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「不要な琉球絣の着物があるんだけど売るといくらくらいするんだろう?」

何て疑問はありませんか?

着ることがなくなった着物、親から譲り受けた着物など着物が不要になることがありますよね。

今回は着物の中でも琉球絣について解説したいと思います。

手放すか迷っている人は買い取り額を参考に検討することをおすすめします。

それではどうぞ。

琉球絣とは?

琉球絣は、沖縄県・南風原で作られている織物。

南風原町の琉球かすり会館周辺は「かすりの道」とされるほど、地元の人々に愛されています。

琉球絣の起源は14~15世紀頃。

当時、琉球王府がアジア諸国と活発に交易し、とりいれた織物です。

絣模様の起源はインドですが、沖縄はしっかり「地元風」にアレンジ。

沖縄の気候・風土・動植物に合わせた柄を次々と開発。

編み出した絣模様は数百種類にも及びます。

琉球絣が、日本で本格的に作られるようになったのは大正~昭和時代。

比較的新しい織物ということもあり、若くクールな印象を与える織物です。

ちなみに、琉球絣が日本の着物文化に与えた影響は、非常に大きいもの。

日本三大絣「久留米絣・伊予絣・備後絣」の源は、何を隠そう「琉球絣」なんです。

琉球絣の特徴

琉球絣の特徴は、多様な図柄。

図柄の数は、何と約600種類にものぼります。

多彩な図柄の「アイデアの素」は、琉球王府時代の「御絵図帳」。

「御絵図帳」は当時の絵師がつくったデザイン集で、琉球絣はそこに収められた図柄を織物にとりいれています。

琉球絣の模様は多岐にわたり、動植物や天体から「人々の願い」まで。

丸い雲を5つ描いた「イチチマルグムー」。

2羽の鳥が並んで飛ぶ様子を描いた「トワイグワー」。

犬の足を表現した「インヌヒサー」。

風車を描いた「カザ・マーラー」。

長寿を願うベッコウ模様の「ビックー」等々。

経糸と緯糸の組み合わせで、無限に図柄を表現する技術の高さには、思わず圧倒されます。

琉球絣の図柄の「すごさ」は、「数」や「芸術性」だけではありません。

職人の手間もたいへんなもの。

絣図案を作成したら、それをもとに手括り。

1ヶ所1ヶ所、染めたくない部分をくくり、多様な図柄を浮かび上がらせるんです。

琉球絣はひとつの工程に手間がかかるため、分業体制。

織り方も、昔ながらの技法をそのまま踏襲しているため、1日に織れる量はわずか1~2メートルに留まります。

一見、織物は「1人の職人が全工程担当」のほうが良さそうに思えます。

でも琉球絣は逆。

1つひとつの工程について、それぞれの専門家が担当することで、より美しい織物に仕上げることに価値があるんです。

また琉球絣の特徴として、もう1つ挙げられるのが「涼しさ」。

沖縄の織物は、たいてい風通しが良いのが魅力。

琉球絣も同様。

経糸と緯糸の重なりが複雑でデコボコしているため、肌にペターッとはりつかず、夏でもサラッと着られます。

琉球絣の着物買取の相場は?

琉球絣の買取価格は、「おしゃれ着」としては比較的高め。

相場は、新品買取価格の1割~2割程度

琉球絣の新品は10万円~20万円ほどなので、10,000円~20,000円で買い取ってくれることになります。

保存状態や模様の複雑さによっては、30,000円~40,000円の値がつくことも。

逆に保存状態が悪いと、数千円にまで下がります。

琉球絣の着物、高く買い取ってもらえる種類とは?

琉球絣ほど色柄が多彩だと、「どんな着物が高く売れるの?」と悩んでしまいますよね。

一般に、高く売れる琉球絣は、以下のような特徴を備えています。

売却の際のヒントにしてくださいね。

正絹のもの。

琉球絣の着物には、絹のほか綿や麻のものなどがあります。

なかでも高く売れるのは、正絹のもの。

正絹の着物は「品質の高さ」はもちろん、美しさ・実用性ともにピカイチ。

光沢があり、オーガンジーのような透け感・軽さもあるので、夏の着物として非常に高く売れます。

正絹のものなら、証紙に「絹一〇〇%」と書かれているはず。

お手持ちの琉球絣が絹かどうか、証紙で確かめてみましょう。

色が明るいもの。

たいてい、絣の着物はシックなものが好まれます。

でも琉球絣となると一転、黄やベージュ、水色など明るい色調のものが高く売れます。

琉球絣は「夏に単衣で着たい」という人が多数。

よって、涼しげな色の着物が高く売れます。

柄が複雑なもの。

着物は、手の込んだものほど高く売れます。

よって琉球絣も柄が複雑であればあるほど、高値がつくことに。

複数の柄が組み合わさっていたり、縞模様のなかに絣模様が組み込まれていたりすると、買取価格はグングンアップ。

柄がシンプルなものと複雑なものとでは、5倍~10倍ぐらい買取価格が変わってきます。

サイズが大きいもの。

いくら色が明るく柄が複雑でも、「Sサイズ」だと買取価格は低くなります。

着物買取は、「次に着る人」があってこそ。

琉球絣はサイズが大きいものほど高く売れます。

女性ものなら、身丈160cm以上、裄丈65cm以上ならOK。

逆に身丈が140cm台のものだと、価格はグンと低くなります。

証紙がついたもの。

本物の琉球絣は、品質を保証する証紙つき。

当然、証紙がついた着物は高く売れます。

琉球絣につけられる証紙は、次の4つです。

・経済産業大臣指定伝統的工芸品証紙(「伝」の文字と日の丸がデザインされたもの)

・沖縄県・伝統工芸品之証(船が描かれた丸い証紙)

・沖縄県織物検査済之証

・琉球絣事業協同組合証紙(製造者の名前などが入ったもの)

これらの証紙がついた着物は、まず「高く売れる」と思って間違いありません。

琉球絣の着物を高く買い取ってもらうコツとは?

琉球絣は比較的高く買い取ってもらえますが、条件によっては差が出るもの。

高く買い取ってもらうには、どんな点に気をつければよいのでしょうか。

シミを作らないようにする。

琉球絣は夏に着ることが多いため、汗ジミができがち。

汗ジミは、最初は目立たなくても放っておくとどんどん濃くなります。

「よーし、売るぞ!」と思ったらシミが目立ち、買取価格がどん底に・・・なんてことも。

琉球絣を着たら、最低半日は日干ししておきましょう。

夏が終わったら、着物専門のクリーニング店に出すのもおすすめ。

「もう着ない」と思ったら、シミ・汚れが目立たないうちに早く売るのもコツですよ。

証紙は必ずつける。

琉球絣を売る際には、証紙をつけるのもポイントです。

特に「伝統証紙(経済産業大臣指定伝統的工芸品証紙)」をつけると、高く買い取ってもらえます。

複数の買取業者を比較する。

琉球絣は、柄の複雑さが価格の決め手。

絣模様について、「業者がどれだけ知識を持っているか」で買取価格は違ってきます。

琉球絣を買い取ってもらう際には、複数の業者に相談するのが吉。

最近の着物買取業者は「査定無料」のところがほとんどなので、じっくり比較・検討しましょう。

少々面倒でも「後悔先に立たず」ですよ!

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さいごに

沖縄の風を全国に運ぶ伝統品・琉球絣。

柄が豊富で着る人を選ばないので、時代を越えても人気は変わらず。

いつでも高値で買い取ってもらえます。

着物専門の買取業者なら、「絣模様の芸術性」にふさわしい値をつけてくれますよ。

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