着物の種類別の買取相場

大島紬の着物買取の相場はいくらくらい?高く買い取ってもらえるコツはある?

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「不要な大島紬の着物があるんだけど売るといくらくらいするんだろう?」

何て疑問はありませんか?

着ることがなくなった着物、親から譲り受けた着物など着物が不要になることがありますよね。

今回は着物の中でも大島紬について解説したいと思います。

手放すか迷っている人は買い取り額を参考に検討することをおすすめします。

それではどうぞ。

大島紬とは?

女性の憧れ「大島紬」。

日本三大紬(「大島」「結城」「塩沢」)に数えられる、高級絹織物です。

実はこの大島紬、「世界三大織物」でもあるって知ってましたか?

フランスのゴブラン織、トルコ・イランのペルシャ絨毯と並び、世界レベルで「技術と美」が認められてるんです。

そんな着物ならどこにでも着ていけそうですが、実はフォーマルな場ではNG。

大島紬は、あくまで「普段のおしゃれ」に使うカジュアル着物なんです。

それにも関わらず「着物の女王」といわれるところが、「着物通」にはたまらない魅力。

大島紬を着こなすことは、「日本女性最高の美」とも言えます。

なぜ大島紬は、そこまで人々の心をとらえるのでしょうか。

その理由はまず、歴史の深さです。

大島紬は、日本最古の絹織物。

起源をたどると、1300~1800年前にまで遡るといわれています。

鹿児島では、奈良時代以前から養蚕が行なわれ、絹による手紡ぎが盛んに。

そこに天智天皇時代の染色技法が用いられ、高級着物として君臨していきます。

734年に書かれた奈良東大寺の献物帳には、すでに大島紬献上の記録が。

「南島から褐色の紬が献上された」という記述が遺されています。

繊細な絣柄は時代を越えて評判を呼び、江戸時代には薩摩藩への上納品として用いられていました。

そんな歴史の深い大島紬ですが、なかなかどうして前衛的。

時代とともに、素材も技法も進化。

糸は紬糸から、なめらかで肌触りのよい絹糸へ。

手括りだった絣模様も、絣締機の発明で、より丈夫で精緻なものへとグレードアップしていきます。

染めの技法も、時代とともにバリエーション豊富に。

細かな図案を採り入れたり、部分的な着色法を開発したりすることで、ますます人々の目を喜ばせる着物となっていきました。

大島紬の人気が衰えないのは、伝統にあぐらをかかず、常に「その時代に生きている人」に寄り添ってきたからなんです。

ちなみに一言で「大島紬」と言っても、生産地によって名称は異なります。

発祥の地・奄美大島で作られたものは「本場奄美大島紬」。

鹿児島市内・宮崎県で作られたものは「本場大島紬」となります。

どちらも女性の憧れを一身に集めており、「本場大島紬クイーン」を選ぶイベントもあるほどです。

大島紬の特徴

大島紬の特徴は、何と言ってもシックな奥ゆかしさ。

派手さはないものの、黒と白が織りなす「内から湧き出る美しさ」は、日本人女性の顔立ちにピッタリ。

世界に誇る“Japanese Beauty”を際立たせます。

パリコレでは、世界的ファッションデザイナー森英恵さんが、大島紬のレディーススーツを発表。

大島紬は、日本女性の美しさを世界にアピールできる織物です。

そんな大島紬の美しさの秘密に、製法からズイと迫ってみましょう。

「親子三代、大島紬」。その理由は?

大島紬は、昔から「親子三代、大島紬」と言われています。

親子三代とは「初代は母、二代目は娘、三代目は孫」という意味。

一枚の大島紬を裏返したり仕立て直したりして、「娘に本物を教える」「肌触りのよいものを身に着けさせる」ことを教えていくんです。

そんなことができるのは、大島紬が非常に丈夫だから。

丈夫な理由は、大島紬独自の作り方にあります。

丈夫な理由1:「先染め」

織物の染め方には、「染めてから織る“先染め”」と「織ってから染める“後染め”」の二種類があります。

大島紬は、糸をしっかり染めてから織る「先染め」。

「後染め」より「先染め」のほうが、染料が奥深くまでしみこんでいるため、色落ちや色あせがありません。

また、先染めには「色に深みが出る」というメリットもあります。

丈夫な理由2:「大島紬は二度織る」

大島紬は、織り方も独特。

多くの着物が一度しか織られないなか、大島紬は二度織ります。

一度目は、防染のための織り。

「締機(しめばた)」という締め機で、「色を入れない部分を作るため」に糸を織っていきます。

二度目は仕上げの織り。

いよいよ絣模様を仕上げるために、経糸と緯糸を合わせながら織る最終プロセスです。

丈夫な理由3:「泥染め」

大島紬の特徴といえば「泥染め」。

特に「泥大島」といわれる黒い着物は、大島紬の代表格です。

「泥大島」の染め方は、一風変わったもの。

まずテーチ木(車輪梅の木)で染め、その後、泥田につけ込み全体を染めていきます。

大島紬の「艶・深みのある黒」は、泥の鉄分とテーチ木のタンニンが化合したものです。

「テーチ木20回と泥1回」を1サイクルとし、約4サイクル繰り返して「染め」は終了。

泥で何度も染めるうちに、泥の鉄分が生地にしみこみ、絹を包み保護します。

鉄分に守られた絹は、汚れにくく虫もつきにくくなります。

三代で着られるのは、泥の鉄分のおかげなんです。

大島紬の染め方には、その他「泥藍染め」や「色泥染め」などもあります。

それぞれ泥と染料を合わせて、さまざまな色で染め上げたもの。

どれも泥の鉄分を含むため、泥染め同様「丈夫さ・なめらかさ・汚れにくさ・防虫効果」があります。

丈夫な理由4:「手間暇かけた工程」

大島紬は、他の着物にはない独自な技術が多数投入されてます。

図案作成に始まり、絣合わせ、染め、色の刷り込み等々・・・。

工程は40を越えるといわれ、織りの細かさも非常に精緻です。

大島紬が丈夫なのは、職人が尋常ならざる手間をかけて作っているから。

経糸と緯糸を合わせる「織り」も非常に緻密なので、丈夫で長持ちなんです。

大島紬が親子三代で着られる理由、おわかりいただけたでしょうか。

大島紬は丈夫で軽く、シワになりにくいため、旅行に持っていくのにも最適。

フォーマルでなく普段着使いできるのも納得ですね。

大島紬の高級感は“はずさない”。

大島紬はフォーマルではないものの、高級感いっぱい。

お稽古事やお茶会、趣味の集まりなどに着ていくと、周囲がざわつく美しさを演出できます。

しかも大島紬の高級感は「イタくない」「はずさない」のが魅力。

大島紬の黒は、日本女性最高の美を表す「烏の濡れ羽色」といわれるもの。

あまりにも華やかな着物だと「年甲斐もなく・・・」などと後ろ指を指されてしまいますが、大島紬ならその心配なし。

シックな色合いとシャープな絣模様は、気品・知性・教養の象徴。

冠婚葬祭などには着ていけませんが、友人や趣味仲間との集まりに着ていけば、一目置かれる存在になれます。

最近は色・柄も豊富に。

大島紬といえば、「黒」か「黒と藍色」という印象が強いです。

でも最近は技術の発展により、色柄とも豊富に。

爽やかな白が眩しい「白大島」というものも出ています。

「白いんじゃ、泥染めのメリットがないのでは?」と思うかもしれませんね。

でもご心配なく。

大島紬の職人が、薩摩焼の原料「白土」を白泥に加工し、もみこんで染色。

泥染めのメリットを生かしながら、白く染めることに成功しました。

この白泥染めは特許を取得し、「白恵泥」という手法に。

ちなみに開発者は、司会でおなじみ恵俊彰さんのお父様・恵美知雄さんです。

大島紬が揺るぎない人気を誇る理由が、わかりましたね。

万人に愛される、抑えた美しさ。

長年着られる丈夫さと、気軽に着られる機能性の高さ。

大島紬は見た目も実用性も、着物界では天下一品です。

大島紬の着物買取の相場は?

ではいよいよ、大島紬の買取相場を見てみましょう。

大島紬の買取相場は、30,000円ぐらいが中心です。

50,000円を越えれば、かなりの高額買取に。

経年劣化がひどいと、5,000円以下という場合もザラです。

大島紬は人気があるため、どうしても「希少性」という点で劣ります。

買いたい人も多ければ、売りたい人も多いんですよね。

しかもフォーマルな場で着るものではないため、友禅などと比べるとどうしても買取価格は低くなります。

大島紬を売る際には、「期待するより低価格」と覚悟しておいたほうが良いでしょう。

なお、大島紬の良いところは「買取価格が安定している」こと。

着物によっては価格が乱高下するものもありますが、常に人気のある大島紬なら、いつ売っても価格差はありません。

ジリジリと時機を見ずに、売りたい時に売りましょう。

大島紬の着物、高く買い取ってもらえる種類とは?

大島紬は需要だけでなく供給も高いので、あまり高額では売れません。

そのなかでも高く買い取ってもらえるのは、どんな着物なのでしょうか。

本場大島紬・本場奄美大島紬の証紙がついている。

大島紬のなかでも高く売れるのは、「本場大島紬」あるいは「本場奄美大島紬」と認定された証紙が貼られたものです。

その証紙は、大島紬の各産地協同組合が発行した産地証明。

奄美大島産は「地球印」、鹿児島は「旗印」、宮崎県都城市なら「鶴印」となっています。

この証紙があると、本物と証明できるため高値で売れます。

経済産業省認可の「伝統マーク」がついている。

大島紬には「手織り」と「機械織り」があります。

高く売れるのは、当然「手織り」。

手織りの大島紬には、経済産業省認可の「伝統マーク」がついています。

「伝統マーク」がついていれば、大島紬のなかでも高く売れることは間違いありません。

マルキが多い。

大島紬の魅力は、糸が緻密に織られた絣模様。

「織り」がどれだけ緻密かが、買取価格を左右します。

それを表すのが「マルキ」。

マルキとは、経糸1240本に対する経絣糸の本数の単位。

1マルキは経絣糸80本で、マルキの数が多ければ多いほど、緻密に織られていることになります。

たとえば7マルキだと経糸1240本のうち、経絣糸560本。

12マルキだと960本に。

どちらがミッチリ織り込まれているかは、火を見るよりも明らかですね。

大島紬はマルキが多いものほど、買取価格は高くなります。

有名作家のもの。

大島紬は何人もの人の手をわたって作られるので、「有名作家もの」はほとんどないと言われています。

そんななかでも、有名作家が携わったものはやはり高額。

森口華弘や入来玄彩による大島紬は、買取価格が10万円を越えます。

サイズが大きいもの。

着物は「次に着る人が着られるサイズ」であることが、とても大事。

着丈や裄(ゆき)が長い、大きいサイズのもののほうが高く売れます。

女性ものの場合、身長160cmの人が着られるサイズなら高値で売れます。

正絹のもの。

大島紬には「正絹(絹100%)」のものと、化繊が混ざった「本絹」の2種類があります。

正絹のほうが、買取価格は高くなります。

大島紬の着物を高く買い取ってもらうコツとは?

大島紬は「売る側」の競争率がとっても高いです。

よって、「高く売るコツ」を1つでも多く実践することが大切です。

不要なら早く売る。

大島紬は着る頻度が高く、長年家に置いておく人が多いです。

よって、どうしてもカビ・ニオイがつきやすくなります。

着る機会が当分ないなら、カビやニオイがつく前に早く売りましょう。

証紙をつける。

「高く買い取ってもらえる種類」でも説明しましたが、着物は証紙が命。

大島紬を売る際には、「産地証明」や「手織り証明」ができる証紙をつけましょう。

買取価格が断然違ってきますよ。

補修に出さず、買ったままの状態にしておく。

大島紬は気軽に着られるため、「いつの間にか穴が、ホツレが」なんてことも。

そんな時、カケハギなどをするのはNG。

一見、着物をきれいにしたように見えますが、査定員の目はごまかせないもの。

「補修歴あり」と、まるで「補導歴あり」のような目で見られ、当然価格もどんどん目減り・・・。

多少の傷・破れがあっても意外と買い取ってもらえるので、ヘタに補修に出さないほうが得策です。

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さいごに

着物のなかで、最も「日本の伝統美」を象徴する着物「大島紬」。

着物好きなら一枚は持っているのではないでしょうか。

今、この瞬間にも「あなたの持ってる素敵な大島紬」をほしいと思っている人がいます。

売れば必ず、人々に喜ばれる大島紬。

誰かの笑顔を思い浮かべながら、買取業者さんに相談してみませんか?

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