「20歳の記念に、母が買ってくれた『えぞ織』。
結婚してから全く着ないので処分したいけど、母の思い出がしみついていて、なかなか捨てられず。
一体どうしたらいいの?」
着なくなった着物の処分、困りますよね。
ここは何とかお母様の思いをふみにじることなく、部屋をスッキリさせたいものです。
そこで、いちばんオススメしたいのは「着物の売却」。
でも、ただ「売ればいい」というものではありません。
実は着物はちょっとしたコツで、ウンと高く売れるんです。
この記事では「えぞ織を1円でも高く売る方法」をご紹介。
じっくり読んで、「高く売るコツ」どおりに売ってみてください。
売った後、家族で豪華なディナーに行けますよ。
目次
えぞ織とは?
えぞ織の産地は北海道。
誕生したのは「昭和に入ってから」と、織物のなかでは非常に新しいです。
日本で織物技術が最初に伝わったのは沖縄なので、遠い北海道は出遅れることに。
さらにアイヌ民族の文化も色濃かったため、新しい織物技術がなかなか浸透しませんでした。
しかし昭和に入ってから、アイヌ文化と織物技術がうまく融合。
えぞ織が誕生しました。
つまり「アイヌ文化と織物技術の融合」という発想がなければ、えぞ織は生まれなかったわけですが、それを実現させたのは佐藤房子さん。
北海道に住んでいた佐藤氏は、アイヌの織物を、沖縄から伝わった織物技術に応用。
地元のカラーを生かしながら、日本全国に受け入れられる織物を見事作り上げました。
北海道の文化と、海外からの新しい文化が融合したえぞ織。
日本の懐の深さを、体現した織物といえます。
えぞ織の特徴
えぞ織最大の特徴は、目にも鮮やかな紫色。
青紫や小紫、紺藤色やすみれ色・・・と多様な紫色がグラデーションのようになっており、とてもオシャレで爽やかです。
美しい色の正体は、ラベンダーとハスカップ。
えぞ織の染料には、富良野で栽培されるラベンダーが多く用いられています。
また千歳地方のハスカップも、えぞ織には欠かせないもの。
ハスカップは実をギュッとしぼると、濃い紫色の汁が出ます。
えぞ織は、そのハスカップの液を抽出し、濃淡のある紫色に糸を染めていきます。
実はハスカップの花は、香りが豊か。
えぞ織は織物では珍しく、生地からほのかな香りが・・・。
ハスカップの香りは気持ちを落ち着かせるので、着る人の心を和ませます。
染料は他に、ベニバナ、藍、アロニアなども使用。
北海道の植物・果実だけで、様々な紫色を産み出しています。
さらにえぞ織は生地が柔らかいため、着心地の良さも抜群。
つまり「えぞ織」は見た目・香り・着心地すべてに優れた、「五感に訴える着物」。
えぞ織にハマり、何枚も集めてしまうのも納得ですね。
えぞ織の着物買取の相場は?
さて、えぞ織の買取価格を見てみましょう。
えぞ織の平均買取価格は、2万円~3万円。
織物のなかでは歴史が浅く、知名度が低いため、やや安めです。
ただ「えぞ織」は、今後間違いなく買取価格がアップ。
理由は東京五輪の開催で、世界的に和服ブームが起こっているからです。
特に「えぞ織」は色・柄・着心地といい、普段使いにピッタリの着物。
東京五輪にわく街を、和服を着て歩くには最適です。
よって「えぞ織」は、今一番の注目株。
買取価格が5万円以上になる可能性が十分あります。
えぞ織の着物、高く買い取ってもらえる種類とは?
えぞ織は、買取価格がやや低め。
ただし、なかには「高く売れる着物」もあります。
ではどんな着物が高く売れるのでしょうか。
有名作家の着物。
着物は、有名作家の作品だと非常に高く売れます。
えぞ織なら何と言っても、創始者・佐藤房子の作品がトップです。
数ある「えぞ織」のなかでも、佐藤房子の着物は色の美しさが断トツ。
ハスカップやラベンダー、藍などで染めた絹糸を巧みに織り上げ、北海道の大自然を思わせる着物に仕上げています。
えぞ織はただでさえ流通量が少ないですが、佐藤房子の作品はさらに希少。
なかなかお目にかかれない逸品なので、買取価格は非常に高いです。
証紙がついているもの。
えぞ織は証紙がついていると、高く売れます。
着物に「ハスカップ染」「ラベンダー染」「えぞ織」と書かれた証紙がついていれば、高額買取間違いなし。
さらに「佐藤房子作」とわかる証紙がついていれば、買取価格は跳ね上がります。
主にラベンダーで染められた着物。
えぞ織は、ラベンダーで主に染められたものが高く売れます。
ラベンダーで染めた着物は、他の染料で染めた着物より紫色が鮮やか。
えぞ織のなかでも、特に人気が高いんです。
着物は需要が高いものほど、高く売れる世界。
主にラベンダーで染められた着物が、比較的高く売れます。
製造後10年以内のもの。
着物はたとえ中古でも、新しいほど高値がつきます。
特にえぞ織は香りもポイントなので、「香りが損なわれていないもの」が高く売れます。
製造後10年以内なら、高額買取の可能性アップ。
「製造後2~3年以内」あるいは「未着用」のものなら、さらに高く売れます。
サイズが大きめのもの。
えぞ織は「普段のオシャレ」に使いたい着物。
フォーマルな着物とは違い、多くの人が気楽に着られるものが高く売れます。
よって、誰でも着られる大サイズのものに高値がつきます。
えぞ織の着物を高く買い取ってもらうコツとは?
ではいよいよ、えぞ織を「高く売るコツ」を伝授します。
知っているようで知らないコツ、知って損はない知恵が満載ですよ。
証紙をつける。
えぞ織を高く売るには、証紙をつけるのが最大のポイントです。
でも、えぞ織は伝統的工芸品や重要無形文化財といった指定がないため、証紙は少なめ。
「えぞ織って書かれていたあの紙、証紙だったのかな? どこかにやっちゃったかも」という人もいるでしょう。
証紙がなければ、着物の素材や染料、購入店舗などがわかるものでもOK。
それだけでも買取価格は違ってきます。
和装小物もセットで売る。
えぞ織は和装小物が豊富。
紫のグラデーションがまぶしい、えぞ織のバッグを持っている人もいるのでは?
えぞ織の着物を売る際には、帯・鞄など小物も一緒に売りましょう。
セットで売ると、買取価格が1万円~2万円は高くなりますよ。
着物専門のクリーニングに出す。
着物はきれいであるほど、買取価格アップ。
「売る」と決めたら、着物専門のクリーニングに出しましょう。
プロに頼むと、えぞ織の柔らかさを保ったままキレイにしてくれるので、おすすめですよ。
売るなら、着物専門の買取業者に!
「高く売るコツもわかったし、さっそくリサイクルショップに」なんて思っていませんか?
えぞ織を売るには、着物専門の業者じゃないとダメ。
知名度が低い着物なので、総合リサイクルショップでは価値をわかってくれません。
えぞ織の良さがわかるのは、着物に詳しい業者だけ。
売る際には必ず、着物専門の買取業者に依頼しましょう。
テレビCMでもおなじみの着物買取業者は「着物買取バイセル」
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さいごに
紫のグラデ―ションが、ウットリするほど美しい「えぞ織」。
20代~80代まで幅広い年齢層に人気なので、売って損なし。
「高く売るコツ」を実践すれば、驚くほど高値で売れますよ。
賢く売って、家族でおいしい北海道グルメでも堪能しましょう。