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着物の着付けの時間はどのくらい?成人式や入学式や七五三など解説 

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振袖や袴を着る時は、ワクワクドキドキしますね。しかし、妙に着付けに時間が掛かってしまったりするとその気分も半減してしまいます。
余裕を持ってお願いしたはずなのに、全部出来上がった時は予定時間よりも大幅に遅れていたとなっては大変です!そうした事態を招かないためにも、着付けをお願いする前に、どのくらい時間が掛かるのかを把握しておくことはとても大事です。

振袖の着付け

振袖の着付けをお願いするのは、成人式が主になります。勿論、友人の結婚式にも着る場合がありますが、成人式の時とそうではない時で、着付けのシステムも随分変わってきます。

成人式当日の振袖の着付け

成人式当日は、多くの女性が振袖の着付けを依頼するため、美容院に殺到します。
1つの美容院に20から30人ぐらい受け入れます。
多くの人が8時、もしくは9時までの仕上がりを希望するため、美容院の方では朝の3時頃からヘアセットを始めます。
成人式のヘアセットには大体1時間から1時間半かかります。
ヘアセットが終わった人から順次着付け部屋に通され、そこで流れ作業のように振袖を着付けられます。
多い場合は、その場所に6名ほどの着付け師が待機し、同時に6名の方の着付けが出来るようにしています。着付け時間は20分から30分になります。
このように成人式当日はとにかく人があっちへこっちへと大忙しな状態になるため、着付け用の荷物を当日に搬入するということはまずありません。
前日までに担当の美容院に持ち込み、そこで当日担当する着付け師に荷物チェックをしてもらいます。
そこで足りないものがあった場合は当日に持ってきてもらうことになります。
荷物チェックが終わった荷物は、着付け師が責任を持って、翌日のためにセットします。
こうすることで、すぐに着付けが出来るようにしているのです。

成人式以外の振袖の着付け

成人式以外で振袖を着付けてもらう場合は、もっとゆったりと時間を使うことが出来ます。髪型の相談、帯結びの相談なども余裕を持って出来ます。
かかる時間は、成人式当日とほぼ同じですが、時間に余裕があるならば、着付けの時間が40分ほどに延びることもあります。
早く仕上げて欲しい時は、着付けてもらう前にその旨を着付け師の方に伝えておくと良いです。

振袖に合わせる帯結びと伊達衿

帯結びをどうするかというのは、振袖を着付けてもらう上でとても重要な要素になってきます。もし、希望の帯結びがあるのならば、着付けてもらう2、3日前に担当の着付け師に連絡を入れるようにしましょう。
ものによっては、最新の帯結びということもあり、着付け師の方でも結び方を確認しないといけないということがあります。
また、伊達衿に関しても、希望の色順を着付け師に伝えておくと、当日の着付けがスムーズに運びます。
近年の伊達衿は重ね色のものやラインストーンが付いたもの、リバーシブルのものなどがあり、どこを見せるべきなのかということで着付け師が迷ってしまうケースが多いです。
もし希望があるならば、早めに着付け師の方に伝えるか、荷物にメモを挟んでおくようにしましょう。

卒業式(袴)の着付け

袴の着付けをお願いするのは、卒業式の時ですね。2月下旬から3月下旬まで、袴シーズンになります。

袴の着付けにかかる時間

袴のヘアメイクにかかる時間は1時間ぐらいで、着付けに要する時間は、15分から20分と短いです。

袴の着付け時間短縮のために

袴の着付けでは、必ず、帯の色は何色を見せるようにするのかということを着付け師から聞かれることになります。
袴の下に半幅帯を巻きますが、袴よりも1cmから2cmほど見えるようになっているため、そこの色をどうするのかということは大変重要な問題になります。
半幅帯はリバーシブルになっているものが多いため、袴や着物に合わせてどちらの色をみせるか変わってきます。
好みの問題もあるため、確認を含めて着付け師の方からこの質問が必ずくるはずです。
その場で悩むのも勿論構いませんが、時間を気にする場合は、やはり事前にどちらの色にするかを決めておくと良いでしょう。

七五三の着付け

七五三の着付けは、小さなお子さんの着付けになるため、長丁場にならないよう、スムーズな着付けが要求されます。

七五三の着付けにかかる時間

三歳の着付けは、着物を羽織らせ、胸紐を掛け、その上から簡単に帯を締め、被布を着せるというシンプルなものになります。恐らく5分程度で終わります。
五歳の着付け(羽織と袴)は、大人の男性と全く同じ着付けになるため、20分から30分ほどの時間がかかります。
しかし、男の子の場合はメイクもヘアセットも必要ないため、その分の時間が短縮されます。
また、メイクとヘアセットが必要ないということから、美容院に行って着付けを依頼するのではなく、自宅に着付け師を呼んで、着付けだけしてもらうという出張サービスを頼む人が多くなっています。
七歳の着付けは、ヘアセットとメイクから始まります。
かかる時間はおよそ1時間ぐらいになります。
そして、着付けは大人の女性(振袖)と全く同じものになるため20分から30分ほどかかります。
全部で2時間ほどかかってしまうので、疲れた時は遠慮せずに休憩したい旨を伝えることが望ましいです。
たいていの場合は、お母様のすぐそばでヘアメイクや着付けを行うので、ヘルプサインをお母様に出すのも良いかと思います。
七歳の着物の着付けは、子供が音を上げないうちに早め早めで着付けが進むことがほとんどですが、中には時間を掛けて丁寧に仕上げていく着付け師もいるので、早く進めて欲しい時には、その旨を着付け師の方に伝えておきましょう。

入学式(訪問着)の着付け

入学式には着物で行くというお母様も少なくないでしょう。
朝の慌ただしい時間に美容院に行ってセットしてもらい、その後子供と合流するというのは、時間の制約がかかり大変です。
時間にゆとりを持って行動出来るようにしたいところですね。

訪問着の着付けに要する時間

訪問着を着付けてもらう際、多くの人はヘアセットと着付けのセットで申し込み、メイクは自分で手早く済ませています。
ヘアセットも訪問着に合わせる髪型ですので、そこまで複雑で派手なものにはならないため、30分もあれば完成します。
訪問着の着付けは、帯結びが基本の二重太鼓になるため、25分もあれば着付けの方も終了します。全て合わせて1時間もあれば十分だと言えるでしょう。

着付け師の当たり外れ

着付けを担当する着付け師は、一応プロの方になります。
しかし、中には見習いの方も含まれるため、全員が最高レベルを持っているというわけではないというのも事実です。
また、着付け師によっても紐の締め方がきつかったりするということもあります。
全部が終わってしまってからの直しは基本的に出来ませんので、異変を感じた時点で、着付け師に直してもらうのが一番です。
無理して我慢していると後で大変なことになってしまうので、無理は厳禁です。
前回の着付けが良い感じだったから今回も大丈夫だろうということはありません。
もし、それが同じ着付け師であるならば話は別ですが、まず滅多に同じ着付け師に当たることはありませんので、着付け師には当たり外れがある、相性の良し悪しがあるのだということもしっかり認識しておきましょう。

美容院での着付けとホテルでの着付けのメリットとデメリット

美容院とホテルで着付けてもらうのはどちらがよいのでしょうか?
以下にそのメリットとデメリットをまとめてみました。

美容院の着付けのメリットとデメリット

美容院でやってもらう着付けは、美容師の方が着付けまで担当することは稀です。
多くの場合は外部委託で、その時だけ着付け師を派遣してもらっています。
そのため、その時々で派遣されてくる着付け師が異なるので、着付け師を指名することは出来ません。
またスキルレベルを見る方法もありません。
もし、知り合いの美容師さんが着付けも出来るようであれば、着付けの方も頼むと良いかもしれません。
以上が、美容院の着付けのデメリットになりますが、美容院での着付けのメリットも勿論あります。それは、予約が取りやすいということです。
美容院での着付けは成人式でもない限り満席になることはないので、直前でも予約を取りやすいです。

ホテルでの着付けのメリットとデメリット

ホテルでの着付けは、ホテルに入っている美容室専属の着付け師によってなされます。
同じ美容室の専属着付け師ということもあって、皆が一様の研修を受けてきているためスキルレベルも大体同じです。
皆が同じスキルレベルであるということもあって、安心して着付けを任せられるというメリットが、ホテルでの着付けにはあります。
しかし逆に、ホテルの美容室は結婚式や結納などの行事で満席になることが多く、予約を取りづらいというデメリットもあります。

着付けの時間を短縮してもらうためにしておくこと

着付け時間の短縮のために最も重要なことは、着付けに必要な道具をしっかりと揃えて置くことです。
恐らく、美容院に予約を入れた時点で必要な持ち物を教えてくれるはずなので、それに沿って、抜けがないようしっかりと持ち物を用意します。
特に、半衿が長襦袢に付いているかどうかの確認は怠らないで下さい。
もし付いていなかった場合は、当日の着付けの場で、着付け師が長襦袢に半衿を縫い付けるという作業が入り、着付けに余計な時間が掛かってしまいます。
因みに半衿付けの作業に要する時間はおよそ10分ほどになります。

さいごに

いかがでしたでしょうか。
これから着付けを頼もうと考えていらっしゃる方は是非参考にしてみて下さい。
また、ちょっとの工夫で着付け時間の短縮につながることもありますので、こちらもあわせて実践してみて下さい。

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